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さくら道国際ネイチャーランの趣旨をご紹介

さくら道国際ネイチャーラン開催趣旨
 太平洋と日本海を結ぶ266kmの道を、桜のトンネルで結ぼうと決意した男がいた。御母衣ダム工事で、水没する山寺の樹齢450年を数える桜の古木が移植され、見事に蘇ったその生命力に感動したからである。その男は名古屋と金沢を往復するバスの車掌・故佐藤良二氏である。彼はバスの走る道沿いに、桜の苗木を黙々と植え続けた。
 乏しい蓄えを注いだ。少ない休暇を使った。2,000本も植えただろうか。男は病に倒れた。志半ばで力尽き、逝った。47歳の短い生涯だった。
 清貧という言葉が改めて見直される今、「人の喜ぶことをしたい」と病魔に侵された我が身を顧みず、無償の行為を貫いた佐藤氏の生き方は、貧しくとも豊かな心を持つ、人間の幸福な姿を問いかけてくれる。佐藤氏が夢みた“さくらのトンネル”を、走り抜けるという形でその遺志を受け継ぐとともに、「太平洋と日本海を桜でつなぐ」という大事業の完成に少しでも寄与できればと考えて、今回『太平洋と日本海を桜でつなごう 2007さくら道国際ネイチャーラン』を開催する。

                              2007さくら道国際ネイチャーラン実行委員会

 私が、さくら道国際ネイチャーランに参加しようと思ったきっかけは、ちょうど3年前・・・100kmウルトラマラソンを何回か完走し、ウルトラマラソンの魅力に引き込まれていた頃です。さらに上の距離に挑戦し、充実感を味わいたいと思うようになり、山口県の萩往還に2004年、2005年の2回出場。その昼夜を問わず長い距離を走る楽しさ、人とのふれあいに、見事!? はまってしまった時でした。

 ただ、このさくら道国際ネイチャーラン、出場したいと思っていても、なかなか出場できない大会だということを知りました。「完走するよりも出場することが難しい」と言う人さえいました。実際、私も3年前に初めて応募した年は補欠で、出場することはかないませんでした。

 当時、大会の趣旨を読んではみたものの、なかなか実感として湧かなかった自分は、その後、佐藤良二さんの生涯をつづった本を手に取りました(風媒社・さくら道―太平洋と日本海を桜で結ぼう)。本当は、申込みの前に読むべきものだったかもしれません。そして、その生涯に心打たれ、さくら道国際ネイチャーランの趣旨が、すーっと心に染み込んでいくのを覚えています。

 今年、初めてこの大会に参加させていただくことになりました。いつもなら、どんなドラマが待っているのか、ドキドキしている自分がいるのですが、今回はちょっと違います。練習不足で不安な気持ちもありますが、佐藤良二さんのさくら道を自分の足で辿りたい・・・そんな「緊張感」があります。目標は完走。時間いっぱい使ってでも、兼六園にゴールしたいと思います。

☑オフィシャルサイト → http://shirotori.gujo.to/sakurainr/HP/sakurainr1.htm

2007さくら道国際ネイチャーランの参加者(4月6日現在)
 97人(海外18人・国内79人・うち女性は国内のみの15人)
by takanori922 | 2007-04-15 12:36 | ウルトラマラソン
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